アルコール依存症の方にとって、断酒こそ治療の一つになるわけです。断酒を継続するために、自助グループに参加したり、通院したりますが、かなりの方がデイケアを利用している方もいます。
デイケアは、数人あるいは、グループでプログラム活動を日中行う場所です。なぜこんなことをしなければならないかというと、そのような活動の場所があると、当然通うことになりますから、一人ではないですし、飲酒を未然に防いでくれます。アルコール依存症の方にとってデイケアはに中の活動の場所でもあり、生活のリズムを整える場所でもあり、治療の場所でもあるわけです。
さらに、アルコール依存症の方にとってデイケアのメリットは、来所しなくなったら、飲酒している可能性があるとして、早期に飲酒を防ぐことができます。また、デイケアは精神科病院内にありますから、すぐに入院治療に切り替えることも可能です。
なかなか、普通の世間だけでの生活だと、甘い誘惑に満ち溢れていますから、そういった支援なしに、アルコール依存症の方が完全断酒することは、かなり困難なようです。